離婚せずにカサンドラ症候群に陥らない為には、まずアスペルガー本人に自覚してもらう事がいかに大事かという事を前回の記事に書きましたが、(こちらから!)それがいかに大変か、という問題もあります。

今の時代は割と子供のうちから診断を受けている事があり、本人もわかっていたりしますが、今現在中高年の大人は成人になるまでに診断を受けていない人の方が多いのが現実です。

何となく生きにくいまま大人になってしまった人達にとって、今さら他人に発達障害!?アスペルガー!?ADHD!?などと言われても受け入れる器はなかなかありません。

特にアスペルガーはIQも高く頭の良い人が多いですし、それ故にプライドが高かったりしますから尚更難しいのです。

そんな手強い相手に平和的にアスペルガーだと自覚させる方法はあるのでしょうか?

私の経験から考察してみたいと思います。

 

1)アスペルガーが自覚するきっかけ作りはパートナーしかいない!

最近は小学校へ通う前の時点で、発達障害の疑いがあるかどうかのチェックが教育委員会で行われていたりするので、早期発見&親も子も自覚する事が出来る時代ですが、今現在大人である人達の幼少時代には細かなチェックを受ける機会もなく発達障害を見過ごされて成長してきた大人が多いのが現実です。

そんな『隠れ発達障害を持った大人』の代表格の一つが

  • アスペルガー症候群

 

だったりするんですね。

知的障害を伴わない事もあり、本人もまさか病気とは思わない人が多いそうです。

生きづらさを感じつつも、それは性格のせい又は育った環境のせいかもと自己判断してやり過ごしている人が大半だと言います。

 

うちの旦那も例外ではなく、『俺、性格悪いから』といって、今までの生きにくさ、何かが人と違うと感じながらも社会の中でうまく順応できない事や、我慢が出来ず自分の言動をコントロールできないなど全て性格のせいにしていました。

 

当然、隠れ発達障害の大人の周りの人達(友人や職場の人など)は、『なんか付き合いにくい奴だな』と思っても本人にそんな事言えるわけありません。

親兄弟はというと、同じ環境で暮らしていた事もあり、やはり性格だと諦めてそれ以上の事を言わなくなったりします。

 

そこで登場するのが『パートナー』です!

と言っても、短い時期に付き合った彼氏彼女はなく、『人生のパートナー』ですね。

パートナーは、隠れ発達障害の人と結婚し一緒に生活していくと何かがおかしいと気づきます。

パートナーは常識的な考えが通じない相手に戸惑い追い詰められると最悪、『カサンドラ症候群』に陥ってしまうのですが、ここが夫婦の分かれ道になります。

パートナー自身もカサンドラ症候群という言葉さえ知らない人が多いのが現実で、相手がアスペルガー症候群など発達障害が原因の問題言動だと分からぬまま離婚するカップルは本当に多いです。

 

『もしかしてこの人、アスペルガーかも!?』

とまずパートナーが気づく事が出来れば、アスペルガー本人に自覚させるきっかけを作る事は全く不可能ではないと思います。

 

私は今年で結婚10年目になりますが、9年間も旦那がまさか発達障害があるなど考えもしませんでした。

旦那に散々見下され暴言を吐かれ、突然キレては物を壊されるので、原因がわからず藁をも掴む思いでネットでこんな症状の旦那さんているのか調べたら・・・

(こちらの記事にその時の事が書いてあります!)

 

意外や意外!

そんなの検索なんかで出てくるわけないと思っていたのに、似たようなケースの旦那さんで苦しんでいる妻がいるという事を初めて知りました。

そこで初めて、『旦那の不可解で不快な言動の原因はもしや発達障害!?』と思う様になったんです。

同時に今の自分は『カサンドラ症候群』という症状なのだという事も初めて知りました。

原因がわかると何か凄くスッキリ腑に落ちたというか、考え方を切り替えていこうと思ったのがきっかけです。

 

『よし、旦那にも自覚してもらおう!』

とこの時、思い立ったのです。

自覚してもらう事で何かが変わるかもしれないと、わずかな希望を糧に自分なりに発達障害についてリサーチし、どうしたら旦那を怒らせずに自覚してもらえるのかを考えたんです。

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2)アスペルガー夫を怒らせない様に自覚してもらう方法

コレ、本当に悩ましいですよね?

うちの旦那もすぐキレるし、キレると何するかわからない恐怖があるので、どうやったら旦那を怒らせる事なく自覚させることが出来るのか、本当に悩みました。

 

まず一番に考えたのが、プライドの高い旦那を刺激しない様な切り口。

旦那の供述からは生きにくさは自覚している様で、人の気持ちを理解出来ずトラブルを起こした後は彼なりに凹んでいる様子。

 

そんな旦那に私が試した方法はコレ!

↓↓↓

 

『発達障害セルフチェックシートをやってもらう』

 

普通にチェックシートを渡しただけでは絶対にやってくれないに決まってますよね?

(セルフチェック診断の記事はこちら!)

 

アプローチの仕方は、旦那の機嫌が良い時を見計らって

『1分で終わるから○✖️クイズやってみてくれる? 自分に当てはまると思ったら○して違ったらバツして!』

 

 

コレだけ!!

これが何の目的かは伝えなくて良いんです。

もし聞かれたら後から教えるからとにかくやってみて!と促せば、大抵やってくれると思いますよ。

 

成功させるポイントは1つだけあります。

それは、ネット等で流れている無料チェックシートを丸ごと使わない事!!

セルフチェックシートは自作するんです。

なぜかと言うと、例えば1問目から『こだわりが強い方だ』とかの質問だと、チラ見した時点でもうやりません!!

機嫌悪くしてどっかへ行っちゃうのがオチです。

そうならない様に、1問目〜5問目くらいまでは、当たり障りのない質問や肯定的な質問を並べるのがコツです!

例えば『好きな事をずっと集中してやっていられる』とか『一人の時間が好き』などの無難な質問です。

徐々に本題の質問(例:言葉を選んで話すのが苦手、約束や用事を忘れる事が多々あるなどの質問)を織り交ぜていくのですが、ネガティブな事ばかりではなく、得意な分野やポジティブな質問も所々バランス良く配置するのがポイントです。

 

サクサク1分程で終わるので、旦那もこれは当たってるなーこれは違うぞとか言いながらやってくれました!

 

終わった後にいよいよタネ明かしです。

極端な言動や人付き合いの難しさは性格が原因ではないかもしれないという想いを伝えました。

私なりにネットで調べて、もしかしたら発達障害が多少なりともあってそれが原因かもしれないと思ってチェック診断をしてもらった事を伝えました。

○の数が多ければその可能性も高い事を伝えると、

『結構当てはまる事が多いと思った』

と意外にも素直に受け止めていたのでビックリしました。

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3)本当にアスペルガーかどうかは医者ではなく実は本人が一番わかっている

私は最初、旦那はADHDかも!?と思っていたのですが、旦那はこれをきっかけに気になり始めたらしく自分でネットで調べたそうです。

そうしたら驚いた事に

『俺、アスペルガーってのにかなり当てはまってたから、アスペルガーなんじゃないかと思うよ』

と自分から言ってきたんです!!

すごいビックリしました。

いつも否定的な旦那が気持ち悪いくらい冷静に受け止めているので、怖いくらいでした。

 

それなら一緒に病院に行ってちゃんとした診断を受けてくれるかも!!

と思い、病院に行く事を提案してみましたが

 

『自分の事は自分が一番わかってる。病院に行って治る病気じゃないし』

と言い、なぜかとても説得力あったので私もそれ以上は勧めませんでした。

確かに本当にアスペルガーかどうかは医者ではなく本人が一番わかっているのかもしれないと思いました。

頭の良い人なので、自覚してからは自分の言動を意識的に気をつける様になっていると思います。

私が持っていたこの本も読んでくれました。

もちろん、アスペルガーですから完治などしないですし、自分で気をつけてても根本的には変われない手強い病気です。

しかし、自覚してもらえた事はすごく大きな収穫でした!!

少なくとも原因がわかった事で本人もキレそうになる手前でどこかに逃げてクールダウンする様になったし、私への暴言がかなり減りました!!!

仕事関係でも人付き合いが慎重になり、トラブルをなるべく起こさない様、外での飲酒も一切しなくなったし、余計な事を言わない様気をつけている様に感じます。

私もアスペルガーの特性を知る事によって、対処の仕方もわかってきたし、カサンドラに陥ることもなくなってきました!

 

本人の自覚がいかに大事か、身をもって痛感しています。

私たち夫婦の様に自覚してもらえる事で、離婚も回避出来る夫婦もいるかもしれません。

どちらか一人だけでなく自覚する事で病気と向き合い、互いに夫婦で対処していこうと思える事が出来れば、アスペルガーでもなんとか仲良く添い遂げられる気がします!!

 

今日はどんな感じ? ポチッとチェックしてみてください♪

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