今回はアスペルガーのご主人と結婚生活22年を共に歩んでこられたカサンドラ妻Tさんの貴重な体験談のご紹介です!
22年、、、乗り越えてこられた困難は計り知れません。
私は結婚10年目を迎えましたが、カサンドラ妻大先輩のTさんはどの様に対処してこられたのか、とても考えさせられました。
Tさんは惜しみなくありがたいシェアをしてくださいました!
私の共感ポイントと共にご紹介していきます。

カサンドラ症候群セルフチェック診断はこちら!

1)転職先で知り合ったアスペルガー夫と初デート

夫は私が23歳の時転職して入った会社の先輩でした。

部署は違ったので仕事上の付き合いはありませんでしたが、仲間を通じて数人で飲みに行くうちに親しくなりました。

彼は見た目もそこそこ良かったですし、年上の女性の先輩たちからは「彼、毎回一言多いんだよね。まあそれが可愛いんだけど」なんて言われる、よく言えば憎めないタイプ。

私は鈍感だったのか、彼の「一言多い」ところがさほど気にならなかったんです。

(今思えば、一言多いってことは相手の気持ちを察するよりも先に自分の言葉が出てしまうってことですよね)

彼が新車を買ったという噂を聞き、運転好きな私は「今度乗せてもらえませんか」と自分から声をかけ、それをきっかけに付き合うようになりました。

お互い車好きなことからデートはいつもドライブ。

行く先やスケジュールすべての主導権は彼でしたが、彼は7歳年上でしたし私は物事にあまりこだわりがないタイプなので、そんな関係に不自由は感じませんでした。

いつもだいたい決まった時間に待ち合わせからのドライブデート、それが結婚前の私達のルーティンでした。

(決まったことの繰り返しが好きな夫、この頃から変わらずです)

 

1−1:私の共感ポイント!

出会った頃って相手の欠点もそんなに気にならないものですよね。

でも確かに『一言多い』という点は、後から考えると恐ろしい兆候でしたね。

スポンサーリンク

 

2)アスペルガー夫との新婚生活で感じ始めたおかしな行動

結婚してしばらくすると、夫の行動に疑問をもつ場面にたびたび直面するようになりました。

「あれ?この人、ちょっと違う」と初めて思ったのは、遠方に住んでいた夫の叔父が亡くなったときのことです。

夫と一緒に車で葬儀に向かう予定だった夫の父(私の義父)が、一分でも早く自分の弟さんのところに駆けつけたい思いで夫を待っているというのに、夫はその時間に、全然急ぎではない自分の買い物を優先したのです。

義父からは何度も何度も「まだか?」の連絡が入り私は平謝り、ようやく夫が義父のところへ到着したのは約束の約2時間後でした。

そのときの夫の行動、私には到底理解できないものでした。

人を待たせて平気なの?

待つ人の気持ちがわからないの?

物事の優先順位が人と違う夫に首をかしげるどころか、不安すら感じたのを覚えています。

 

「人の気持ちに共感できない」性質も、会話していると表れます。

例えば誰かが、「この前こういう怪我をして痛かったんだよ」とか、「最近こんな失敗しちゃって・・」といった内容の話を夫にしたとします。

普通の人なら「それは大変だったね」と返しますよね。

ところが夫は、彼なりの会話のつなげ方なのかもしれませんが、フフフっと笑いを取り入れちゃったりするんです。

いえいえ、そこ笑うとこじゃないでしょ。

その場に居合わせたときにはもう冷や汗ものです。

そんな夫の性分に慣れてくると、日々仕事などで嬉しいことがあったり、落ち込むことがあって「誰かに聞いてほしいなあ」と思うことがあっても、話し相手に夫を選ばなくなります。

人を元気づけるとか、一緒に喜んだり悲しんだりすることが彼には難しいみたいですから。

結婚式の式辞でよく言われることに「喜びは2倍になる。悲しみは半分になる」とありますが、私の場合は結婚していてもすべて「1」のまま、ひとりで消化です。

若いカップルや老夫婦が、街で手をつないで歩く姿って見かけますよね。

心の底からうらやましいです。

夫と私も手をつなぐくらいは出来ますが、気持ちを共有出来ているかというとそうではありません。

そんな二人が手をつないで歩いたとしても、どこかちぐはぐさが表れてしまうに違いありません。

手をつないで歩く姿が美しいのは、心が通じ合っているからこそだと思うのです。

 

2−1:私の共感ポイント!

優先順位もやはり自分本位ですよね。。。

でも葬儀という場面でも自分の買い物を優先させるとは!

その時のTさんの衝撃を思うと、これから先一緒に生きていく不安が手に取るように伝わってきます。

 

私がけが等で痛がっている時なんかは、『俺はもっと痛い思いをしたよ』となぜかオレの方が大変だったことを主張したがる。

今痛いのは『私』であり、オレは関係ないでしょ?と思うのですが、、、

 

Tさんの『二人でいても全て1のままという寂しい気持ち』も自分と重なり、改めてズッシリ虚しさが込み上げてきました。。。

特に手を繋いで歩くところ、本当に同じ気持ちです!

私も思いもしない場面でいろんな仕打ちを受けるうちに手を繋ぎたい気持ちが失せてしまいました。

 

スポンサーリンク

3)アスペルガー夫の理解に苦しむ言動

たくさんある中で、ここでは特に困った言動3つを挙げてみます。

3−1:こだわる

夫は独自の価値観を持っています。

まず、すべてのものがいつも同じ位置でないと落ち着かないようです。

引き出しの中の筆記用具のしまう場所、空気清浄機を置く位置や向き、洗濯物の干し方もそうです。

驚くのは、鍋に入っているオタマの向き、食卓に並んだおかずを取り分けるスプーンの置き方までこだわるところ。

(食事していても気が休まりません)

料理の得意な夫はちょくちょく台所に立ちます。

食べることに関して特にこだわりが強く、自分がこれ!と思った食材、調味料しか使いません。

その辺で安売りされているようなものは夫にしたら論外です。

(ですから食費も余分にかかります)

よその家からしたら考えられないかもしれませんが・・私が節約のために安く買ってくる食材と、夫のこだわりの高級材料がひしめき合っています。

 

私が憧れてやまない夫婦像は、

「お腹空いたね、何食べる?」

「面倒だしピザでも取る?」

なんて気楽な会話の出来る、一緒にいるのが自然で、お互いが空気のような関係です。

もしかして普通の夫婦ってそういうのが当たり前なのでしょうか?

わたしには普通がよくわからないのです。

ウチの場合は、買い物ひとつにしても夫の納得いくようなイベントでなければなりません。

食材選びもこだわる夫は買い物にすごく時間をかけるので、付き合うのは大変です。

できる限り同行しないような理由をつけて、ひとりで行ってもらってます。

 

3−2:すぐ機嫌をそこねる

夕食の前にお風呂に入るのが夫の小さい頃からの慣習で、今の家族もそれにならってご飯の前にお風呂なのですが、ちょっと順番が狂ったくらいでも機嫌が悪くなります。

自分のルーティンを家族に崩されるのが嫌なんだと思います。

リビングの中でのちょっとしたことが、夫の機嫌を損ねるもとになったりします。

私がほんの少し暖房や冷房を調節したり、テレビのボリュームを1レベル絞るだけでも気に入らず、文句をひとつ言いながら「自分の基準値」に戻します。

 

3−3:自分の価値観でしか物事を見られない

私や子どもが出かけて、気に入った買い物が出来て大満足で帰ってきたとします。

そこで、買ってきたものが夫の価値観に合わなかったとします。

すると、「なんでそんなもの買ってきたの?しょせん○○でしょ?」とけなしたり、「同じ買うなら○○メーカーのほうが良かったんじゃないか」と否定的な言葉を浴びせてきます。

言われる方の気持ちがわからない人ですから、まあ仕方ありませんが、たとえ自分の好みとずれていても、自分が使うわけではないのですから、「気に入ったのがあってよかったね」と肯定してくれる人ならどんなによいことでしょう。

 

3−4:私の共感ポイント!

Tさんに挙げていただいた3点はどれも私の夫にも当てはまり、アスペルガーの典型的な特徴ですが、Tさんのご主人のこだわりはうちの旦那とは桁違いに大変だと驚愕しました!

料理を作ってくれるなんて羨ましいな〜なんて最初は思っていましたが、オタマの向きや取り分けスプーンの位置までこだわるとは、、、!!

相当手強いですね。

うちの旦那もテレビのリモコンが常にここでないとダメ!とか、食材を床に置くなとか、自分の車や部屋など自分の空間に子供のおもちゃやぬいぐるみが置き忘れてたりするとすごくキレますが、Tさんのご主人のこだわりは半端ないと思いました!!

確かに一緒にいて息が詰まりますね。。。

うちの旦那も、私が自分の働いたお金で買ったノートパソコンに文句言ったり(壊れて仕事で必要だから買ったのに)、旦那が喜ぶと思って買ってきた服なんかも『無駄な買い物しやがって』的な事を言われて、もう2度とこんな人に物を買ってやるか!と思いましたが、Tさんのご主人はそこまで人の買い物に否定的な言葉を浴びせるなんて本当に腹立たしいですね。

アスペルガーの人って本人は悪気がないのかもしれないけど、人を小馬鹿にするというか、見下す様な態度を取るので、一緒に生活する者は自分に自信がなくなり本当に病んでしまいますよね。

スポンサーリンク

 

4)アスペルガー夫の言動にはこう対処してみた

結局のところ、家族が平和でいるためには「夫のやりたいように、夫の思うようにしておけば良い」ということに気づいた私は、「これをこうしたら夫はダメ出しするだろうな」と予測がつくことは最初から手を出さない事に決めました。

例えば、

私が洗濯物を干す→夫のやり方に反すると全部やり直されるので、干すのを任せる。

夫が料理をするとき、気を利かせたつもりで下ごしらえを手伝う→「この野菜はこの切り方じゃない」と言われてしまうので一切手伝わない。

子どものことで相談したい→会話がかみ合わないので相談しない。

など。

今ではそれで生活が成り立ってしまっているので、私たち夫婦にとってはそれでよいのかもしれませんが、世間一般の夫婦からしたらとっても歪(いびつ)だと思います。

 

4−1:私の共感ポイント!

夫婦っていろんな形があって良いんだと思います。

私も夫の言動を予想して対応したり、夫に期待せず距離を置くことによって随分楽になりました。

先日お亡くなりになられた樹木希林さんと内田裕也さんの夫婦の形も人とは違って歪に感じますが、それでうまくバランスをとってベストな関係を築いてこられたんだと思います。

離婚を選ぶか、結婚生活を続けるかは人それぞれですが、私はTさんの様にうまく対処しながら乗り越えていきたいと感じました。

 

5)アスペルガー夫を子供達はどう見てる?

今子どもは大学生(娘)と中学生(息子)です。

二人とも「パパがちょっと変わり者」ということは熟知していて、それぞれがパパの機嫌を損ねないためのワザを身につけています。

たまたま誰かがパパ(夫)の機嫌を損ねるような行動をすると、しばらくしてから彼のいないところで

「もうーあんなこと言うから怒っちゃったじゃーん」

「そうだった、ごめーん」

みたいな会話が出来るほどに頼もしく成長してくれました。

ウチの子どもたちと夫の親子関係も、ちょっと普通とは違っているのでしょうね。

我が子二人が結婚する相手は「気持ちの通じる」相手であってほしいと願ってやみません。

 

5−1:私の共感ポイント!

本当におっしゃる通りですね。

気持ちの通じる相手、そして相手を思いやる心を持っている人と結婚してもらいたいです。

うちは9歳の息子と8歳の娘がいるのですが、息子は別の発達障害があります。

アスペルガーも遺伝すると聞きますが、息子はアスペルガーではないです。

Tさんのお子様達は遺伝していない様で良かったです。

うちも旦那がキレた時や不機嫌な時などは目を合わせて『気をつけようね』と合図し合う様になりました。

娘は定型なのでうまく対処していますが、息子は病気なのもあって難しいです、、、。

息子が原因でキレる事も多いので、特に食事中はピリピリしています。

(夫は口をくちゃくちゃ音を出して息子が食べるのに相当キレます。私からしたらそれ程酷いレベルではないのですが、、、汗)

 

6)私にとってカサンドラ症候群は

数年前から私は、夫との関係をモラルハラスメントではないかと捉え、それに関する本や資料を読みあさっていました。

もちろん当てはまる点はありました。

でも、それだけではない何かがまだ潜んでいるような気がしていてネットで調べるうち、最近になって「カサンドラ症候群」という言葉に行き着きました。

夫がアスペルガーかもしれないなんて夢にも思ったことがなかったのですが、カサンドラ症候群に関する記事を読み進めると、自分たち夫婦に類似する点があまりに多く、腑に落ちるとはまさにこういうことかと、気持ちの落とし所をようやく見つけた思いでした。

夫が少し人と違うと気づき始めてから、ずっと私の心の中にある「ひとりぼっち感」がカサンドラ症候群だったのかどうかこれからじっくり確かめてみたいですし、診断されたわけではないですがアスペルガーかもしれない夫を、今までと少し違った角度で見てみることで、私自身も救われるような気がしています。

自分も含め、カサンドラ症候群の女性たちがより良い方向へ進めますよう、願うばかりです。

 

6−1:私の共感ポイント!

私もTさんと全く同じ経緯でカサンドラ症候群の存在を知り、同時に夫がアスペルガー症候群かも!?という気づきがありました。

今まで色々と揉め事があり、こんなに大きな問題に度々なるのは夫も自分自身何かが人と違うと改めて思った様で、夫自ら自分の症状を調べて自分でアスペルガーの気があると気づけた点は大きかったです。

私が持っていたカサンドラ症候群の本も同時に読んでくれ、そこから少しずつお互いの距離の持ち方や接し方についても考え向き合ってくれる様になり、最近は夫なりに自分の感情を少しコントロールしている様に感じますし、衝突もだいぶ減ったと思います。

夫に発達障害があるなんて本当に夢にも思っていなかったのですが、関連書を読みあさると同じ様な問題点がいっぱい書いてあったので、原因がわかっただけでも腑に落ちて冷静に自分の立ち位置を確認することができましたし、相手の特性を理解すると同時にどう対処していけば平和にやっていけるかが見えてきた様に感じます。

アスペルガーはなかなか根本的には治りませんが、アスペルガーの人自身がどんな方法であれ自分から気づく機会に恵まれれば、対応策も見えてきますので少しずつ関係は良くなっていく事は可能だと思います。

実際にアスペルガーのご主人が自覚し、カサンドラ妻の事も客観的に見れる様になった経緯を綴ったブログもいくつかあります。

そういったアスペルガーのご主人目線で書かれたブログを拝見する度に、アスペルガーを自覚してもらう事が離婚せず夫婦で何とかやっていける様になる唯一の道である事を痛感します。。。

カサンドラ妻さんの体験談1はこちら!

 

 

今日はどんな感じ? ポチッとチェックしてみてください♪


カサンドラ症候群ランキング