アスペルガーのご主人と結婚22年目を迎え、2人のお子様を育て上げたカサンドラ妻Tさんの貴重な子育てに関する体験談をシェアさせていただきます!

私はまだ結婚10年目ですが、その倍以上アスペルガーのご主人と人生を共にしてこられたTさんの体験談から考えさせられる事がたくさんありました。

一人でも多くのカサンドラ妻さんに読んでいただき、励みにしてもらえればと思います!

 

1)子どもが生まれる前と生まれた時のアスペルガー夫の動向

結婚当初、夫はサービス業、私はOL、と共働きでした。

仕事柄、生活のペースや休日がズレていたので、夫の「人とちょっと違う」ところに気づき始めても、そこまで気にしなければ暮らしていけたのです・・・。

が、さすがに結婚後1年過ぎた頃には、夫の言動に「これはちょっとついていけないかも」と思うことが増えていました。

 

 いろいろ考えてみたくなり、私は海外へ一人旅に出ることに。

鈍感な夫は、私がそんな不安を抱いていることにまったく気づかず送り出してくれました。

帰りの飛行機の中、私の気持ちは

「(この不安は)自分が努力してもなんとかなるものではない。どうにもならなかったら別れよう」

という方向に傾いていました。 

 

そんな旅から日常に戻ってわずか一週間ほどのことです。

体調にある変化を感じました。

それは妊娠によるものだったのです。

 今後を決めかねているタイミングでの授かりものに最初は戸惑いました。

それは私に、もう少しやってみたらどうかという神様からの暗示のようにも思えました。

そして何より、自身が出産を経験してみたかったこともあり、私はお腹の子のためにもうしばらく夫と続けてみることを決めたのでした。

 

元々喜怒哀楽のない夫は、妊娠を告げたときも喜ぶでもなく淡々としていた気がします。

(もう20年も前なのでその辺の記憶はあいまいなのですが。)

もちろん、お腹の子に話しかけるような茶目っ気もありませんでした。

 

一人目は里帰り出産で、実家までは車で3~4時間かかる距離でした。

そんな理由もあってか、長女が産まれたとき、夫は喜び勇んで飛んでくることは無く、初めて会いに来たのは産後3~4日ほど経ってからでした。

二人目のときも、今度は家から歩ける距離の産院での出産だったのですが、会いに来たのは産まれた当日ではなかったです。

親になった瞬間を何よりも特別なものと思っていた私は、夫の盛り上がりの無さに拍子抜けでした。

立ち会い出産してほしいとまでは思いませんでしたが、テレビドラマによくあるように「大変だったね、ありがとう」みたいなセリフがあるとか、感動や嬉しさをちょっとでも見せてくれる人だったらなあ、と寂しく感じたのを覚えています。 

 

1−1:私の共感ポイント!

ご主人はサービス業のお仕事をされていたんですね。

アスペルガーには全く向かなそうな職種ですが、考えてみればうちの旦那も若い頃はカラオケ屋とか喫茶店でバイトをしていたと言っていたのを思い出しました。

アスペルガー男性の多くは、我が子の出産すら特に興味を示さないという話をよく聞きますが、Tさんのご主人もやはり典型的なアスペルガーの様ですね。。。

うちの旦那の場合は、歳も若くなかったせいか子供の誕生をとても望んでいたので出産当日は病院に来てくれましたし夫なりに喜んでくれてました。

 

 

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2)アスペルガー夫の子供への関心

赤ちゃんのいる生活に入っても夫は少しも自分のスタイルを変えることはありませんでした。

(世の中そんな旦那さまも多いのかもしれませんが)

まあ、子どもがまだ赤ちゃんの頃は私も手一杯でしたので、夫のことは結構どうでもよかったような(笑)

夫のヘンなところを意識する暇がなかったのは逆に良かったのかもしれません。

 

さて、子どもを持ってわかったことのひとつが、まず「夫は子どもと遊ぶことができない」ということでした。

今まで一度も公園に子どもを連れて行ったことがありません。

たとえ夫の仕事が休みだったとしても、子どもにせがまれて公園に連れて行くのは決まって私でした。

私は夫が居るときくらい子どもと離れたかったのに、人の気持ちが読めない夫にはその気持ちが伝わりません。

いつでも自分のルーティンを貫く夫をうらめしく思いながら公園に向かう私でした。

(家事を手伝ってくれるのは助かりましたが、家事は自分の思うように出来るのがよいのでしょうね)

 

アスペルガーの特徴に「ごっこ遊びが出来ない」というのがあるそうですが、確かに夫が子どもに付き合っておままごとらしきことをすることは一度もなかったです。

例えば、幼い子どもから「はーい、パパご飯ですよ」とお砂場でコップを差し出されたら「ありがとう。おいしい。もぐもぐ」くらい返せるのが普通のパパだと思うのですが、それを出来かったのは、やはり夫はアスペルガー?だからでしょうか。

 

そして、夫は子どものために時間を費やすことができません。 

公園すら付き合えないということがまずそれを示していますが、一般的に世の中のお父さんが頑張る場面、子どもの運動会やお遊戯会の場所取り合戦ってありますよね。

あれはウチの夫にはあり得ないことです。

朝早くから並んででも我が子の姿を近くで観たい、そんな普通の親なら思うような気持ちはウチの夫にはありません。

子どもに対する関心が薄いからなのか、イレギュラーな時間の使い方が苦手なのか・・・イベントの度に私はそんな夫にがっかりしてばかりでした。

私は本来、場所取りしたいタイプの性格です。

そうは言っても、お弁当作りや準備があるので場所取りとの両方は出来ず、いつも周りより遅れて到着して後ろの方からさびしく観るしかありませんでした。

 

小学生になった長男が野球を始めたときも、夫の子どもへの関心の無さは目立ちました。 

夫は息子の頑張っている姿を見に行くよりも、自分がやりたいことをして過ごす方が優先です。

チームのお父さんたちはどんなに仕事で疲れていても我が子たちの練習に率先して付き合っているというのに、ウチの夫は家でのんびり。

そんなことを口には出せず、私はいつもチームのみなさんに申し訳なく、肩身の狭い思いをしていました。

 

2−1:私の共感ポイント!

2)に関してはほぼ全部うちの旦那も当てはまっています。

子供の相手をして遊んであげる事が出来ない様で、公園に行って一緒に遊ぶ事はなく、子供とは日帰り温泉に行くぐらいです。

宿題や勉強を見てあげる事も全くありませんね。

Tさんと一緒で側から見たら母子家庭とほぼ変わりないと思います。

運動会でも場所取りもやってくれず、結局いつも私。

写真も私。

卒園式もビデオを撮る父親が多い中、写真すら撮らないってどうなの!?と思いました。

聞くと、できる事なら運動会すら行きたくないと返ってきました。

運動会で1日潰れるのが勿体無いと。。。

残念な父親だと思わざるを得ないです。

 

 

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3)アスペルガー父親が与えた子供への影響と、子供の父親に対する態度 

子どもはずっと夫の前で「子どもらしくする」ことができませんでした。(今もそうですが)

パパといるときはパパの意向に従わないと彼が機嫌を損ねてしまい、一瞬で家の雰囲気が悪くなるので、行動も言葉もいちいち彼の顔色を気にしてしまいます。

そして、夫は一方的なコミュニケーションの取り方しかできませんので、たとえば子どもが何か失敗をしてしまったときでも彼らなりの言い分をじっくり聞くことができません。

また、自分の物差しでしか物事を見られないので子どもに対して理不尽な叱り方をしてしまうこともあります。

横で見ている私はどうも納得がいきませんが、私までキリキリしてしまっては収集がつきませんのでそこは抑えます。

とにかく私に出来ることは子どもたちをその呪縛?から解放してあげることでした。

私の前では、言いたいことは言い合う、とことん親子ゲンカもする、ちょっとくらいのわがままは許す(これは少し甘いですかね)とにかく私だけは子供の心の拠り所になっていたいと思いながら育ててきました。

 

少し前になりますが、今年20歳になる娘が、自分の弟のことを心配してこんなことを言っていました。

 「パパに気を遣うあまり自分の意見を言わないようにしていると、そのクセで他のところでも自分を主張できなくなりそうだよね。そうならないといいけど。」 

娘がそんなふうに考えられるほどに成長してくれたことを私は嬉しく思いました。

そして息子も大丈夫です。

きちんと外では自分の意見を言えているようです。

 

3−1:私の共感ポイント!

Tさん、本当に素晴らしいです!!

お子様が立派に成長されているのもお母さんの器の大きさのおかげですね。

私もTさんの様に子供達にとって心の拠り所的な存在になれる様頑張りたいと改めて思いました!

 

 

4)母親としての考え(母親の立場から見たアスペルガー夫)

結婚して22年、いまだに夫の考え方は理解できないことばかりです。

子どもがもし居なければ別れていたと思います。

それでもここまでやってこられたのは、二人の子どもが生まれてきてくれたおかげです。

私は最近になってカサンドラ症候群という言葉(概念)に出会い、そんな観点からこれまでを振り返ってみました。

今まで夫とは、子どものことで一緒に泣いたり笑ったりした記憶がほとんどありませんし、常に「夫(子どもにとっての父親)の存在はあっても、私(母親)ひとりぼっちで子育てしてる感じ」でした。

それこそが、「アスペルガー父とカサンドラ母」という構図だったのでしょうか。

夫は、いわゆる『大きくて、優しくて、頼りがいがあるお父さん』とは全くかけ離れています。

でも、周りのお父さんと違っている分、その他の分野(料理)では子どもと一緒に楽しむことも出来たりするのです。

「夫はアスペルガー?」という見方が出来るようになってくると、多少人と違うところも少し大目に見てあげようかという気持ちになれてくるものです。

父親・母親の役割分担が周りとかなり違っている我が家でも、二人の子どもは今のところまっすぐに育ってくれている、それだけでも充分感謝したい気持ちなのです。

 

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4−1:私の共感ポイント!

Tさんのお考えにはとても共感してしまいます。

本当におっしゃる通りで、アスペルガー夫なりに良いところもありますし、何よりこんな環境の中でも子供がまっすぐに育ってくれている事に感謝せずにいられません。

夫がアスペルガーだと知り特性を理解し受け止められると、それなりに対応できる自分も出来てきますし、道は開ける気がします。

Tさんの様に私も前向きに共に生きていきたいと励まされました!!

 

 

今日はどんな感じ? ポチッとチェックしてみてください♪


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