1)ヨシタケシンスケ の絵本まじヤバイ!!大人がハマる訳
最近、親子でハマっている絵本があります!
ヨシタケシンスケさんという絵本作家さんの絵本で、とにかく発想が面白すぎる!!
何気ない日々の中に溢れている『なんじゃこれ!?』な事柄や不満を面白おかしく妄想を交えて表現していて、しかもちゃんと独自の処方箋的な提案がされてあり、これが刺さるんだよね〜
ヨシタケシンスケさんの絵本シリーズは大人気らしく、図書館をはしごしても、どこも貸し出し中でなかなか借りられないんです。
メルカリやヤフーでも中古なのに値が下がらず状態。
図書館でなかなか借りられず予約待ち状態に耐えられず、じぃじとばぁばに頂いた子供達のお年玉でヨシタケシンスケさんの絵本シリーズを6冊ガッツリ大人買いしちゃいましたよー!!!
これら全て、『あるある〜!!!』に溢れていてとにかく笑えるし、心に響くし、地味に深く考えされされるんですよ。
それぞれの本についてはあとでプチ解説します♪
2)ヨシタケシンスケ って誰!?
昔から活躍している絵本作家さんではなく、ここ6年くらい前から流星のごとく現れた割と新しい作家さんです。
2児のお子さんのパパでもあります。
でも『りんごかもしれない』のデビュー作からいきなりMOE絵本屋さん大賞を3年連続1位を獲得し、絵本界では異例の大ヒットセラーを連発している絵本作家さんです。
一度読み始めると大人も絶対ハマって抜け出せないんです。
次から次へとヨシタケシンスケ さんの絵本が読みたくなるんですね。
もちろん大人だけでなく、子供達も大大大好きで、好きすぎて、読み聞かせしてあげる度に大爆笑!!!
ヨシタケシンスケ さんの絵本のおかげで子供達は読書が大好きになった程です。
ただおもしろいだけでなく、人間の弱さやズルさ、温かさを深く考えさせられる内容なので、子供的には楽しく読書感想文を書くにも向いているところも最高です。
ヨシタケシンスケ さんの世界をもっと詳しく知るには、この雑誌を読むしかない!
もう中古でしか手に入りませんが、もしヨシタケシンスケ さんの絵本を一度読んでみて気に入ったら絶対に読みたくなる一冊です!
雑誌の中でヨシタケシンスケ さんが100の質問に答えるコーナーがあるのですが、これがイラスト入りのシュールな回答でまたまた腹を抱えて笑ってしまうんですね。
一部を紹介すると・・・
こんな感じのシュールな回答のオンパレードです。
特に『今まで一番落ち込んだ出来事は?』の質問に
『牛丼にのせた生卵が丸ごと下にずり落ちちゃった事』ってあるあるな感じで笑えます〜!
ヨシタケシンスケ さんの絵本は、綺麗事ばかり並べた哲学っぽい絵本じゃなく、結構人の腹黒い考えとかも等身大でちゃんと表現しているところも人気の理由なんだと思います
3)『ころべばいいのに』はカサンドラ妻の心を刺す!?
さて、やっと本題の紹介です。
ヨシタケシンスケ さんの数ある名作のうち
『ころべばいいのに』は、カサンドラ妻さんの心にドキューンと響くんです!
ヤバいです!!
こんなシーンがあります。
これ、カサンドラ妻さんも同じ事考えていますよね?
絵は子供だし、子供が主人公だけど、アスペルガーの夫に対して日々こんな風に感じていると思います。
そしてアスペルガーの夫に怒りを感じた時、じっとこらえながらも心の中ではこうしたいと思っちゃう!笑
怒りのやり場というか、懲らしめ方の表現が何とも愛らしいですよね?
でも自分なりに一生懸命工夫して怒りを収めてみても、積もり積もればカサンドラ妻もこんな形相になる!?
ふっふっふ!
私もまさにこんな形相になって怒りを押し殺してたりします。笑
でね、絵本を読み進めていくと、怒りを無理やり鎮めるんじゃなくて、自分が避難できる場所を確保する大切さや自分が自分らしくいられる為の自分だけの世界を持つ事の必要性も、さりげなく子供の目線で訴えているの。
アスペルガーの夫からの突然のモラハラは、突然降ってきた土砂降りの雨にあうようなもので、自分ではどうしようもないもの。
でも何にせよ雨だとしたら、いつか必ずやむから、雨が上がるまでちゃんと避難できる場所を作って、自分しか知らない自分だけの隠れ家を作れば誰も不幸にはならない。
自分の魂まで傷つけてしまわないよう、いつでもすぐに自分を励ませるように好きなものや楽しいことを集めて準備しておけば良いのだ〜!
というステキなメッセージがたくさん散りばめられているんです♪
シンプルだけど絵にもすごく癒されるし励まされるので、子供だけじゃなくカサンドラ症候群に陥ってしまった方にも是非是非読んでもらいたい絵本です。
4)『このあとどうしちゃおう』は生死の考え方を見つめ直す絵本
大好きなおじいちゃんの死後、おじいちゃんのエンディングノートを見つけ、それには天国に行ったらやりたい事リストが書かれているんです。
それが奇抜な発想で、それでいて温かくてめちゃくちゃおもしろい!!
逆にこんなのもあった。
『いじわるなアイツは、きっとこんな地獄にいく』
と題された地獄の世界の予想図がとっても愉快!
じわじわとイヤなことばかりで、「たしかにこれはイヤだな~」と納得してクスクスさせられます。
アスペルガーの夫に嫌な思いをさせられた時はこの絵図を思い浮かべましょう〜!笑
おじいちゃんと同じように、「このあとどうしちゃおう」ノートを作ろうとする男の子。
ところが、いざ何を書こうかと考えはじめると、今の自分に必要なのは別のノートだと気づきます。
『自分が死んじゃったあとのことを考えようとすると、今生きているうちにやりたいことがいっぱいあることに気づいた』
公園と男の子とを描いた最後のページ。
おじいちゃんの「このあとどうしちゃおう」ノートを読んだ人にだけ、その光景の中に、男の子を見守るおじいちゃんの姿が見えるんですねー。
私の息子もおじいちゃんが大好きなんです。
帰省するとまずは散歩するのもいつも一緒。
自分の父と息子が重なり、ほのぼのといろいろ考えさせられる最高の絵本です!!
母を若くして突然亡くして以来、私もいつ死ぬかわからないと痛感し、やりたい事は後悔しない様やりきってきたつもりだけど、まだまだやれてない事あるので改めてやり残したものは何かを見つめ直そうと思います♪
5)『みえるとかみえないとか』障害児は特別じゃないよ
これは障害のある人は特別じゃないんだよ〜っていう事を3つ目の異星人がいることを想定しておもしろおかしく訴えている絵本。
ららんは難病を抱え、いろんな障害がある為、生きづらい。
でも障害があるからって他人が心配するほど親も子も『かわいそう』なんかじゃない。
『ないなりの環境』に順応してしまえばそれがその人にとって普通になるし、そもそも『普通』ってなあに?と思わせてくれる絵本です。
みんな違ってみんないいんです!
『みんなと同じじゃなきゃいけない』
と義務教育で叩き込まれた私達大人に
「違いを受け入れる柔軟な心」の大切さを教えてくれます。
今の世の中、多くの人は『固定観念』に囚われて生きている気がします。
見えるのに見えていないこと。
見えないのに分かってること。
そんな事に気づく、そして笑える楽しい絵本です。
6)『ふまんがあります』は的を得た子供の言い分が刺さる!
この主人公の女の子、うちの娘にそっくりなんです。笑
髪型もキャラもそーっくり
この絵本を9歳の娘が音読すると、すごく臨場感溢れます!笑
娘はこの絵本が大好きです
なぜなら自分そっくりの女の子が不満を代弁してくれるから
この絵本では父親に対しての不満をぶち開けているのですが、刺さりますよ〜!
まるで自分に言われているようで。
確かに大人はズルいです。
何かとズルいですよね?
絵本では子供の不満を何だかんだで大人にテキトーな言い訳で返されてしまうそのやり取りがシュールですごく面白いんです!
そしてなんだかんだ言いながら大人の都合のいい理由付けを受け入れる素直さを持った子どもも笑えるんだよね〜
『あるある〜』な共感が盛りだくさんで終始笑えます!!
ヨシタケシンスケ の世界にハマってみると、日頃のイライラがちっぽけなものに感じますよ〜
今日はどんな感じ? ポチッとチェックしてみてください♪
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