夫の暴力暴言のモラハラが原因で離婚するカップルが、近年後を絶ちませんね。
でも歴史的に見ても、現代よりも一昔前の方が夫の暴力暴言は酷かったにも関わらず離婚しなかった背景には、女性の社会進出が関係していると言われています。
昔は現代ほど女性が経済力もなかった為、夫の暴言暴力にじっと耐え、自己犠牲も厭わず一生懸命子育てをしながら家族を支えていたんですね。。。
そして今の様にテレビやインターネットをはじめとするメディアで情報を得ることが出来なかった為、原因がわからないまま耐え抜いてやり過ごすしかなかったのです。
しかし今の時代は違います!!
原因はある程度、自力で調べる事も容易になりましたし原因がわかる事で、夫の暴言暴力を改善させたり、自分自身が病んでしまう事を回避できる対処も出来る様になってきています。
そうです!
改善するためには原因に気付けるかどうかなんです。
夫のモラハラの原因が何なのかをいくつか挙げてみます。
1)暴言暴力のモラハラ夫の原因は発達障害!?
多くのパートナーが気付けていない原因がこれかもしれません。
自分の夫がまさかの発達障害などとは疑いもしない妻がほとんどです。
親や友達など親しい人に相談しても
- 男ってそんなものよ
- どんな家庭でも少なからずあるよ
などと言われてしまうので、自分を追い詰めてしまいがちです。
でももしご主人が突然キレて暴言を吐いたり、逃げ道を作らないほどの理屈で相手を全否定する様な様子でしたら、まず発達障害を疑うべきだと思います。
アスペルガー症候群やADHDの特徴として、相手の気持ちを察したり人とのコミュニケーションがうまく取れないというのがあります。
どうしても自己中心的な考えで言動してしまうので、相手を全否定し暴言を吐くのですが、本人には悪気はないのです。
発達障害って私もつい最近まで全く知識がなかったのですが、一見普通に見える人でも発達障害だったりすることがあります。
特にアスペルガー症候群は知的障害を伴わないどころか、IQが高く頭の良い人が多く、行動も一見普通に見えます。
しかし親しくなり距離が縮まると、『あれ??なんかこの人独特なこだわりがあって変・・・』と感じる様になるのが特徴ですね。
そうなんです。
共通して『マイルール』ってのが強いんです。
強いからこそ相手にも強要し、『マイルール』に反すると相手を全否定し暴言暴力=モラハラに繋がるんですね。
融通が利かないという事です。
これはもう性格とか育った環境でこういった思考回路になったわけではなく、発達障害特有の脳機能の異常が原因なんで、こちらが同じ土俵で何を言っても無駄に終わります。
つまりこちらがいくら正論を述べたところで相手は何も変わりません。
変わるどころか、こちらが正論で立ち向かおうとすればするほど相手の暴言暴力はヒートアップしてしまうので、悔しい気持ちをグッと抑え、軽く無視してスルーするのが正解です。
ここまでの話をまとめますと、まず最初に
もしご主人が突然キレて暴言を吐いたり、逃げ道を作らないほど理屈で徹底的に相手を全否定する様な様子でしたら、まず発達障害を疑うべき
という事です。
ここで一つ注意なのが、発達障害だからといっていつもキレているわけではないのです。
アスペルガーやADHDの人だって、優しく穏やかな時ももちろんあります。
特徴的なのは、突然『豹変』する事です。
突然といってもそれはこちらが感じる事であって、本人からしてみれば『マイルール』に沿わない言動を相手がした事でキレるので理由がちゃんとあるわけです。
その『マイルール』ってのが厄介で、こっちからしてみたら『え、そんな事で!?』という理解しがたい些細な内容だったりするのですが、それが本人にとっては許せない様なんですね。
私も旦那がアスペルガーだと夢にも思わない頃は、『何でそんな事で突然キレるんだろう?』と不思議でした。
私にとって旦那はまるで宇宙人でしたよ。
きっと本物の宇宙人より得体の知れない宇宙人です。笑
そして旦那の暴言暴力改善の為、次にするステップがコレです!
本人に発達障害の可能性がある事を自覚してもらう。
これがなかなか難しいので、多くの人がこれを諦めます。
うっかりやり方を間違えれば、相手の怒りを買うだけで終わってしまうので、妻が旦那の発達障害を疑っていても本人に促すのをためらってしまいがちです。
間違ってもいきなり『病院へ一緒に行ってみない?』などと言ってはいけません!
うちの旦那はコレで思いの外自覚するキッカケになり、その結果、暴言暴力がかなり改善しましたので、オススメです!!
原因がわかり、本人に自覚が出来るとアスペルガーの場合かなり変わる可能性があります。
なぜならアスペルガーは基本、頭が良い人が多く、物事ちゃんと腑に落ちると努力して改善したいと考える様です。
要するに『マイルール』的に腑に落ちる様に物事を持っていってあげる事で、モラハラを改善する可能性が十分あるのだと思います。
そして原因がわかると、妻側も旦那にどう対処していけば衝突しないのかがわかってきます。
原因がわからないまま『きっと自分が悪いんだ』と自分を責めてばかりいる生活を送っていると、『カサンドラ症候群』に陥ってしまいます。
カサンドラ症候群って聞きなれない言葉ですが、アスペルガーのパートナーから暴言暴力をモラハラを受け続け、何を言っても全否定され続け病んでいってしまうと陥ってしまう症状の事を指します。
2)人生の挫折が原因!?
順風満帆の人生を歩んできた人でも、突然大きな壁にぶつかり挫折を経験し、自暴自棄に走る様になる人も少なくありません。
リストラされ失業したり、詐欺にあって大金を失ったり、職場でモラハラ&パワハラを受けストレスで追い詰められていたり、ギャンブル依存症やアルコール依存症に陥ってしまったり、大病や事故にあったり、、、
人生何が起きるかわかりませんね。
そんな時は誰でも身近な人に当たってしまいがちで、暴力暴言が始まるキッカケになることがあります。
原因がはっきりしているので、これはもう通院して気長に治療していくか、時間が傷を癒すしかないので、パートナーがどこまで寄り添い支えていけるかも回復に大きな影響を与えますが、身の危険を感じる様でしたらやはり距離を置く事が大事だと思います。
3)育った家庭環境が原因!?
意外と発達障害よりも育った家庭環境が原因の方が、夫の暴力暴言の改善が難しいかも知れないと私は感じました。
それは育った環境というのは人間形成に根深く影響するからです。
例えば親がDVを振るう家庭で育った場合、自分が子供を授かっても同じ事をしてしまうケースが多いといいます。
また親が過保護だったり、その逆で放任すぎて愛情に飢えていた場合も同じです。
愛情に飢えていた裏返しが暴言暴力として現れてしまうので、子供の頃に受けた心の大きな傷はなかなか修復が難しいです。
短い期間で治るものではないですし、薬で治して解決する問題ではないのです。
良きパートナーとの出会い、そしてパートナーからの深い愛情を受ける事で少しずつ変わっていく可能性が大いにありますが、パートナーには忍耐力と根気と深い愛情が求められるので、よほど愛していないと難しい事ですね。
子育ての重要さ、思い知らされます。。。
4)認知症が原因!?
温和な人柄だった人が、認知症になったのがきっかけで暴言暴力を振るう様になる事もあると最近わかってきました。
とても多い事例だそうです。
介護をする側も、人格が変わってしまった相手にどう接して良いかわからず、困り果ててストレスを抱え込む様になります。
医師によるアドバイスによると、薬による治療で暴言・暴力が改善した例もたくさんあるのだそうですが、適切な処方が必要との事で、副作用も含め慎重に対応していく事が大事だそうです。
1ヵ月ほどの入院でも本人も穏やかになり、家庭でも介護しやすくなって退院される例がよくあるとの事です。
介護スタッフに相談するのも良い方法です。
原因を調べ、把握することによって対処法も変わってきますので、原因を突き止めるというのがいかに大事かがわかりますね。
出来ることならばパートナーと一緒にこの問題を乗り越えていきたいものです!
今日はどんな感じ? ポチッとチェックしてみてください♪
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